おとなのぶらり旅・旭川編

北海道 旭川モデルコース!トコトングルメを楽しむ旅 <前編>

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北海道 旭川モデルコース!トコトングルメを楽しむ旅 <前編>

著者撮影
若いころはガイドブック片手に名所を回って満足していたけれど、“おとな”になるとそれだけじゃ物足りない。美味しいご飯も素敵な景色もアクティビティも全部楽しみ、周りとはちょっと違う、特別な旅がしたいと思う人も多いはず…。

そんな方に向けて、食べ歩きの達人にして、食旅のスペシャリストでもあるタベアルキストがおとなのための食旅プランを指南。それが、タベアルキスト的おとなのぶらり旅です。その土地を代表する名店の食べ歩きや地元民だけが知る隠れたグルメ巡りや食体験。立ち寄るべき観光スポット、必ず買いたいお土産などを組み合わせた大人が満足できる「食旅」をご紹介します。

今回の舞台は北海道 旭川です。

旭川エリアの1日周遊の食旅ルートをご紹介

北海道のほぼ中央に位置する「旭川市」は、大雪山連峰の伏流水の恵みと厳しい気候が育む高品質な農産物が採れる地域。海産物は内陸地でありながらオホーツク海、日本海、太平洋と3つの海からの物流拠点となっており、道内屈指の「食材王国」といえます。

ご当地ラーメンとして有名な“旭川ラーメン”の店は、市内で150軒以上あります。今回は、そんな旭川に訪れたら必ず立ち寄りたいお店を訪れつつ、地元民と触れあえる1日ぶらり旅をしてきました。

旭川最古の喫茶店「珈琲亭 ちろる」で朝食を


著者撮影
旭川食旅は朝食からスタートしたい。こだわりの自家焙煎珈琲が楽しめる旭川最古の喫茶店「珈琲亭 ちろる」は、1939年創業の歴史あるお店。昔ながらの喫茶店を思わせる雰囲気の外観です。

創業者が高齢のため一度は閉店してしまったのだが、2代目が再開して今に至っています。


著者撮影

店内には焙煎機から漂うコーヒーの香り、元の姿のままの重厚なレンガの壁や柱がアンティークな雰囲気を作り出しています。

本格的なスペシャルティコーヒーで、朝から上質なひと時が過ごせるのも魅力。


自家製小倉トースト:850円(税込) ※ドリンクセット 著者撮影
自家製小倉トーストは、四つ葉バターとカッパの茹で卵と共に提供されます。トーストのこんがり感としっとり感は理想的です。

自家製あんは、甘すぎず、適度に粒々感があって小豆そのものの甘みがいかされており、北海道ならでの四つ葉バターが良いアクセントになっています。


ブレンドコーヒー 著者撮影
自家焙煎珈琲のブレンドコーヒーは、浅・中・深煎りから選ぶことができます。選んだ深煎りは、焙煎による香ばしい苦味・コク・甘味の三重奏で酸味はほとんどありません。

深煎りならではのコクのある飲みごたえと同時に、香ばしい香りも楽しめるこだわりのコーヒーです。

珈琲亭 ちろる

 
 

「生姜ラーメン みづの」で名物らーめんを食す


著者撮影
旭川といえば、やはりラーメンは食べたいところ…。王道の旭川ラーメンもいいですが、やはり名物ラーメンをいただきたい。オススメの名物ラーメンは、JR旭川駅より徒歩13分ほどの場所にある「生姜ラーメン みづの」です。

1967年創業の老舗ラーメン店で、老夫婦2人で切り盛りしている昭和レトロ感のある小さなお店です。


生姜ラーメン:630円(税込) 著者撮影
昭和を感じさせるシンプルな名物生姜ラーメンは、高知産の甘みのある大生姜をふんだんに使用しています。生姜をすり下ろしたものが丼の底にあるので、麺を啜り上げると程良い生姜の味が鼻から抜けます。

スープは、スープのダシは豚骨のみで醤油の甘みを消さないほどよい生姜がアクセントになっています。麺は、旭川では珍しいストレートの細麺でスープを吸ってとても味わい深い麺へと変身します。

具は、チャーシュー、刻みネギ、細切りのメンマとシンプルな構成です。


著者撮影

スープ一口すすってみると、冷えきった身体がポカポカと温かくなります。フワーッと広がる生姜の風味はクセに味わいなので、ついスープを飲み続けてしまうほど。

シンプルながら奥深い味わいは、旭川に訪れるたびに食べたくなる一杯です。

生姜ラーメン みづの

 
 

チーズ職人に会えるチーズ工房「ジャパチーズ アサヒカワ」


著者撮影
旭川のお土産として購入したいのがチーズ。酪農王国の北海道の中でも旭川は注目されているエリア。なかでも立ち寄りたいのがこだわりのチーズ生産者がいる2015年創業の「ジャパチーズ アサヒカワ」です。

JR旭川駅より徒歩15分ほどの旭川平和通買物公園の南の端に近いところにお店はあります。築50年以上の長屋風の店舗をリノベした店内にはガラス張りのチーズ工房があり、チーズづくりを間近に見ることができます。


チェダーチーズ:540円(税込)※100g 著者撮影
こちらのチーズには、旭川市の加藤牧場で生産された低温殺菌牛乳が使われています。製造してから一晩寝かして翌日から店頭に並ぶので新鮮さをダイレクトに感じることができます。

1番人気と言われるチェダーチーズは、料理にも合わせやすいコクのあるチーズ。口に含むとしっかりした歯ごたえと酸味があり、噛みしめるとクセのない自然な味が広がります。


モッツァレラチーズ:486円(税込)※100g 著者撮影
みずみずしさを感じることができるモッツァレラチーズはミルクの爽やかな風味をいちばん楽しむことのできるチーズです。独特の弾力ある歯ごたえで、クセの無い味わいが特徴です。

ジャパチーズ アサヒカワ

  

※以下のお店情報は記事投稿日時点のものです。訪れる際には予め営業日時をお店にご確認ください。


後編に続く。

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