森下でハシゴ酒。今宵は大衆居酒屋、もつ煮、ホルモンで。
おいしんぐ!編集部
普段はあまり注目されない小さな町にも、昔から愛されてきた名店がひそかに存在しその町を魅力的に見せている。地元在住でなければわざわざ駅を降りないような小さな町を訪れ、愛すべき「食遺産」をハシゴしてみよう。
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下町風情を残す森下でハシゴ酒
おいしんぐ!編集部
森下駅は、都営新宿線と都営お江戸線が交差する新旧入り混じる話題のエリア。江戸時代からの下町風情を残すこのエリアには、伝統の味を守る老舗や名酒場など「食遺産」になりえるお店が数多く存在する。
魚好きが頻繁に通いたくなる昭和の大衆酒場
おいしんぐ!編集部
1軒目に訪れたのは駅から徒歩5分ほどの場所にある老舗大衆酒場の「魚三酒場 常磐店」。開店前から長蛇の列ができる門前仲町にある富岡店に比べると入店しやすいが、訪問した平日夕方時でも退店時まで入れ替わりお客がやってくる状態だ。
店内はコの字カウンターが昭和の雰囲気を醸し出しており、短冊に多数書かれているメニューには圧倒される。
生酒:600円(税込) おいしんぐ!編集部
深川の魚三と書かれたオリジナルラベルの「本醸造」は白鹿をつくる辰馬本家酒造のお酒。切れ味がよく、料理を引き立てる食中酒となっている。
鮪中おち:390円(税込) おいしんぐ!編集部
人気の鮪の刺身は、近海もの、中おち、赤身、大とろとバリエーション豊富。中おちは多少筋っぽさが残るが、値段を考えたらそのあたりはご愛嬌。
ハゼ天:428円(税込) おいしんぐ!編集部
衣をたっぷりまとったハゼ天の身は小振りで身も薄いが、磯っぽさと香ばしさを併せ持った風味が特徴的だ。
かつをづけ揚げ:380円(税込) おいしんぐ!編集部
サクッとした衣の中に鰹の旨味がギュッと詰まっているしっかと味付けされた竜田揚げ。衣が薄く吸油率も低いので後味はさっぱり。
魚三酒場 常盤店
住所 | 東京都江東区常盤2-10-7 |
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アクセス | 都営新宿線・都営大江戸線 森下駅より徒歩5分 |
電話番号 | 03-3631-3717 |
営業時間 | 16:00~22:00 |
定休日 | 日曜日・祝日 |
和と洋が融合した名物煮込みを求めて
おいしんぐ!編集部
2軒目に訪れたのが創業大正14年の「山利喜」。老舗と呼ぶには十分な歴史がある森下を代表する地元で長年愛されているお店である。東京三大煮込みのうちの1軒としても有名だ。
料理は、居酒屋メニューも多数ありますが、自家製豚肉と鶏レバのテリーヌやパルマ産生ハムとクレソンサラダなど、元フランス料理シェフだからこそ作れるメニューが並ぶ。
ウイスキーハイボール:450円(税込)おいしんぐ!編集部
ウイスキーがやや濃いめのハイボール。クリーンで香り立ちの良くサッパリとした料理はもちろんのこと、味付けの濃いものやこってりした料理まで、幅広く合わせられる印象。
にこみ玉子入り:650円(税込)おいしんぐ!編集部
にこみ玉子入りは、鍋肌で焦げた味噌の香ばしい香り、旨みの凝縮された重量級の味わいで食べ手を虜にさせてくれる。ガーリックトーストに旨みたっぷりの煮汁を浸して食べるのがこのもつ煮の流儀。
自家製ピクルス:500円(税込)おいしんぐ!編集部
カブ、キュウリ、パプリカ、ニンジンが入った自家製のピクルス。季節によって変わるという色鮮やかな野菜は口にさっぱりな味わいなので、箸休めにもぴったり。
ツナコロッケとズッキーニフライ:650円(税込)おいしんぐ!編集部
洋食店の揚げ物と見間違えるほどの見た目で衣も軽やかな印象。まずは何もつけずに、途中からフレッシュトマトのソースで。ツナのコロッケはスパイシーな味わいで、ズッキーニフライは歯応え心地良い。
山利喜 本館
住所 | 東京都江東区森下2-18-8 |
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アクセス | 都営新宿線・都営お江戸線 森下駅より徒歩3分 |
電話番号 | 03-3633-1638 |
営業時間 | 17:00~22:00(L.O) |
定休日 | 日曜日・祝日 |
URL | http://www.yamariki.com |
鮮度抜群の豚ホルモンを味わい尽くす
おいしんぐ!編集部
3軒目に訪れたのが平成24年創業の「ホルモン焼 はせ川」。店主は大門の名店「ホルモン焼 夏冬」で修行された方で、修行先同様にホルモンを炭火七輪で自らが焼くスタイルだ。
メニューは毎日芝浦の食肉市場でから仕入れる新鮮な豚ホルモンと野菜が中心。
冷凍レモンサワー:550円(税込)おいしんぐ!編集部
農薬・ワックス不使用の冷凍レモンがたっぷり入ったレモンサワー。爽やかな香りが口の中いっぱいに広がり、ホルモンとの相性も抜群。
盛合せ 大:2,000円(税込)おいしんぐ!編集部
ホルモンの盛合せは味付けしていない生のホルモン。カシラ、シロ、レバー、ハラミ、タン、ナンコツ、コブクロなど10種類ほどのホルモンが盛合せており、見た目が艶っぽくプリプリ感が伝わってくる。
おいしんぐ!編集部
新鮮なホルモンをテーブルの七輪で好みの焼き加減で焼き、小皿に入ったタレに卓上にあるコチュジャン味噌と七味唐辛子を溶かして自分で味を調整しながらいただく。レバーを筆頭にどの部位もホルモン特有の嫌な臭みはほとんど無く、いずれも大振りカットで厚みがあるので食べ応え十分である。
温卵つきミニカレー:500円(税込)おいしんぐ!編集部
〆にいただきたいコクのあるスパイシーなサラサラカレー。ひと口頂くと、しっかりとした辛さをの中に旨さを感じることができ、ときおりくずした温卵の甘みが癒やしてくれる。
ホルモン焼 はせ川
住所 | 東京都墨田区緑1-27-11 PAX両国 1F |
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アクセス | 都営新宿線・都営お江戸線 森下駅より徒歩10分 |
電話番号 | 03-3633-1940 |
営業時間 | [月~金] ランチ:11:30〜14:00 LO13:30 ディナー:17:30〜23:30 22:30(L.O)[土] ディナー:17:00〜23:00 22:00(L.O) |
定休日 | 日曜日・祝日 |
今宵は愛すべき「食遺産」が残る森下でハシゴしてみるなんて…いかがでしょう。
注意事項: 掲載情報は、2018年10月時点のものです。訪れる際には予め営業日時をお店にご確認ください。