おとなのぶらり旅・岐阜市編

岐阜で鮎料理と隠れ家洋食を楽しむ旅 <前編>

東海
紀行
WORD /
おとなのぶらり旅
お土産
カフェ
ご当地グルメ
和食
岐阜グルメ
探訪で地域を知る
鮎料理

著者撮影
若いころはガイドブック片手に名所を回って満足していたけれど、”おとな”になるとそれだけじゃ物足りない。美味しいご飯も素敵な景色もアクティビティも全部楽しみ、周りとはちょっと違う、特別な旅がしたいと思う人も多いはず…。

そんな方に向けて、食べ歩きの達人にして、食旅のスペシャリストでもあるタベアルキストがおとなのための食旅プランを指南。それが、タベアルキスト的おとなのぶらり旅です。その土地を代表する名店の食べ歩きや地元民だけが知る隠れたグルメ巡りや食体験。立ち寄るべき観光スポット、必ず買いたいお土産などを組み合わせた大人が満足できる「食旅」をご紹介します。

本文を読む

岐阜市1日周遊の食旅ルートをご紹介

「清流の国ぎふ」の県庁所在地である「岐阜市」は、山頂に岐阜城がえう金華山と長良川の雄大な自然に囲まれた地域です。夏には長良川の天然鮎をいただけるなど魅力溢れる食材も豊富。今回は駅前に黄金に輝く織田信長公の銅像がある岐阜駅からバスやタクシーを使い岐阜市内を1日ぶらり旅をしてきました。
 

老舗の喫茶店「フルーツパーラーおおくま」で名物を味わう

著者撮影
柳ケ瀬商店街にある昭和56年創業の喫茶店「フルーツパーラーおおくま」。店内は昭和の雰囲気が色濃く残り、朝から多くのご婦人達の姿が目立つ。メニューは、終日対応しているモーニングからフルーツパーラーらしい季節のフルーツをふんだんに使ったメニューが多く並びます。


フルーツサンド:800円(税込) 著者撮影
旬の果物を贅沢に使ったフルーツサンドはこちらの名物。大ぶりにカットフルーツはパイン、バナナ、キ-ウィ、メロン、パパイヤなど7種類。瑞々しいフルーツの甘みや酸味と特製生クリームが絶妙なバランスを醸し出しています。素朴な味わいの薄切り食パンの片面にはホイップ、反対側にはイチゴジャムが付ける小技が心憎い。


生メロンジュース 600円(税込)著者撮影
生メロンジュースは注文が入ってから作るためとってもフレッシュ。果実の甘みが程よく清涼感を感じる味わい。

名物のフルーツサンドはお持ち帰りもできるので、ぜひお土産にお試し下さい。

 

フルーツパーラーおおくま

 

「川原町 泉屋」で鮎のフルコースを堪能する


著者撮影
格子戸のある古い町並みに軒を連ねる鮎料理専門店「川原町 泉屋」は、緩やかに進化する長良川の育む幸の味わいを楽しめるお店。獲れる川や時期によって味わいが異なる天然鮎を、郡上・長良川、和良川、益田川、馬瀬川等の川を指定して注文できるのも魅力のひとつです。


鮎のリエット・白熟クリームと季節野菜のサラダ 著者撮影

滋賀県の鮒寿司の製法を用いつくられた、他店では味わえない鮎のリエットと白熟クリームはバケットに塗られ梅肉をつかったドレッシングのサラダと共に提供されます。鮎のリエットは、鮎塩焼のほぐし身と鮎うるか、タマネギを鮎脂で炒めてミキサーにかけてパテしており、苦味や癖が少なく口に運ぶと、アユの香りとうまみが広がります。白熟クリームは、子持鮎熟れ寿しの飯に生クリーム・サワークリームをブレンドし、酸味が立ち濃厚でまろやかな味わいです。


天然鮎塩焼(郡上・長良川産) 著者撮影

天然鮎塩焼は、友釣りで釣られた鮎を厳選し、指で鮎の顎や背にぽんとふれては焼き具合を確認しながら紀州備長炭で40分かけてじっくり焼き上げられます。絶妙な塩加減の鮎は、頭はカリッと香ばしく身はしっとりで、骨を感じさせない焼き方が見事。噛みしめると滋味が溢れ、程よい内臓の苦味が印象的です。


天然鮎ぞうすい 著者撮影

昆布・鰹節の一番ダシをブレンドした上湯スープと天然鮎の魚醤で深みをプラスした自慢のスープがご飯にしっかりとしみ込んでいます。鮎料理の締めにふさわしい上品な味わいのぞうすいです。

店内1階では鮎のリエットや白熟クリームなどのこだわりのある鮎商品をお土産として購入することも可能です。
 
 

川原町 泉屋

 

「鵜の庵 鵜」で鵜匠の語らいと鮎のなれずしを楽しむ

著者撮影
鵜匠さんたちの家がつらなる『鵜飼の里』の入口付近にある喫茶店「鵜の庵 鵜」は、1300余年の伝統漁法「鵜飼」を今に伝える、山下純司鵜匠が経営する店。メニューは鮎料理からコーヒーやあんみつなど喫茶メニューまで幅広くあります。

著者撮影
中庭に出て長良川鵜飼で活躍する愛らしい鵜の姿を間近で眺めることができるのもこちらの店ならでは。現在は20羽ほどの鵜が放し飼いにしなっています。

著者撮影
こちらの鵜は人慣れしているので、間近で撮影することも可能です。


鮎のなれずし:1,500円(税込)著者撮影

山下純司鵜匠手作りの逸品。秋から冬にかけて捕れた脂身の少ない落ち鮎を使用しており、塩漬けした鮎の腹の中にご飯を詰めて発酵させているそうです。数ある食べ方のなかでもとりわけ一癖あると言われていますが独特の香りはほぼ無し。鮎と発酵したご飯が絡み合って生み出すさわやかな酸味がたまらない味わいです。

鵜を眺めながら鵜匠の語らいを楽しめるのは、ここでしかできない魅力的な体験です。

 

鵜の庵 鵜

 

注意事項: 掲載情報は、2018年9月18日時点のものです。訪れる際には予め営業日時をお店にご確認ください。

後編に続く。

Pick Up
RECOMMEND COLUMN

連載コラム

view more
RECOMMEND COLUMN

連載コラム

view more
『おいしんぐ!』は、日本の「おいしい!」を求めるすべての人に、
こだわりの食情報をお届けするWEBマガジン。
編集部と筆者陣が全国各地を歩き、料理、食材、作り手などの「食」情報を仕入れている。
——おいしい体験は、毎日をもっと楽しくする——と信じて。