おとなのぶらり旅・葉山

葉山の春を彩る海と食巡り<後編>

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葉山の春を彩る海と食巡り<後編>

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若葉が茂り、温かい日差しが降り注ぐ、一年で一番気持ちいいこの季節。夏は人でごった返す葉山エリアも今の時期は落ち着いており、ゆったり旅をするならベストシーズン。タベアルキスト一行は海を臨むビュースポット巡り&美味しいグルメをいただく日帰り旅に出掛けてきました。美味しい葉山のグルメを食べ歩いた前編に続き、後編では海を臨むビュースポットやおすすめのお土産を紹介します。

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砂浜と水平線を眺めながらコーヒーブレイク

著者撮影
海岸に沿って複数の海水浴場がある葉山。ゆったりとした時間を過ごしたいときにおすすめなのが一色海岸です。駅からはバスで20分ほど。葉山御用邸~神奈川県立近代美術館葉山にかけて広がる、一色海岸は雰囲気のある海岸です。

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海に向かって右手側には天気や季節によって富士山が見えます。麓の方までくっきりと見えることもありますが、この日は山頂部分のみを望むことができました。空と溶け合って、残雪が残る山頂だけが白くポッカリと浮かんだ景色もいいものです。

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吹き抜ける海風を受けながらゆっくりと砂浜を歩くと、とてもリラックスした時間を過ごすことができます。2013年、CNNが選ぶ世界のベスト100ビーチにもランクインしたこともある一色海岸。世界にも誇れる素敵なビーチでまったりコーヒーブレイクはいかがでしょうか。

一色海岸

 

小高い丘の上にあるこだわりの燻製屋

著者撮影
葉山公園の裏にある、小高い丘に佇むロッジ風の小屋がスモークハウス葉山。20年ものスモーク経験を持つご主人が製造した、こだわりの燻製を販売している人気のお店です。

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製造している燻製は海鮮を中心に多彩な品ぞろえ。アジやサバなどの定番の物から、シラスやシシャモなど珍しい物もあります。ご主人からこだわりポイントの説明を聞きながら、燻製を味見させてもらいました。特に気に入ったものを2つほどご紹介します。

スモークタラコ:1500円(税込)著者撮影
小さな工房の奥で製造中だったタラコの燻製。燻製とは思えないサイズ感にビックリ。特大サイズのタラコを使用しているとか。カラスミのようなしっとり、ホロホロとした食感で、味はかなりしっかりとした塩味。サラダやパスタのトッピングとして使うのも◎。

スモークアジ(ソフト):500円(税込)著者撮影
アジはソフトタイプとハードタイプの2種類。1種類で販売する予定が甲乙付け難く、どちらも残すことにしたそうです。ソフトタイプはアジの干物にほんのり燻製の香りをつけた感じで、そのままおかずにしても、サラダの具にしても相性が良さそうです。

全て手作りで製造しているので、時には品薄になってしまうこともあるとのこと。気になる商品があれば、事前にお問い合わせをしてみて下さい。

スモークハウス葉山

 

テラスから海を眺めつつカフェタイム

著者撮影
新逗子駅からバスで揺られること約20分。「神奈川県立近代美術館」の1階に併設される「レストラン オランジュ・ブルー」は、一色海岸を望むことが出来る、いわゆる“ビューカフェ”スポットです。

著者撮影
天気の良い午後、お店の一番奥にあるテラス席に案内されたら幸運そのもの。穏やかな海を眺め、自然の風を受けながら、とても心地良いブレイクタイムを過ごせること請け合いです。


[手前] シフォンケーキ(コーヒー又は紅茶とのセット):1,000円(税込)
[奥] オランジュ・ブルー:600円(税込)
著者撮影
手作りのシフォンケーキは、1日20食限定。ふわふわっとした生地はパサつくこと無く、ほど良くしっとり。口当たり良く、噛むほどにコーヒーの味わいが広がります。軽めの生クリームとの相性の良さを感じました。オランジュ・ブルーは、海に沈む夕日をイメージしたという、店名を冠したオリジナルドリンク。鮮やかなブルーが印象的なソーダ水に泳ぐのは、オレンジのシャーベット。グッと甘く、そして爽やかな喉越しに癒やされます。

この日はカップルや女性グループの他、小さいお子様連れのファミリーの姿も見受けられました。奥のテラス席には充分なスペースがあり、ベビーカーで入っても安心。雰囲気良きビューカフェは、家族で寛げるスポットでもあります。

レストラン オランジュ・ブルー

 

地元で人気! お肉屋さんの葉山コロッケ

著者撮影
相模湾に繋がる森戸川。その川沿いに構える「旭屋牛肉店」は、創業100余年の老舗のお肉屋さんです。自家製のお惣菜が人気なようで、店内にはそれらを買い求めるお客さんの列が出来ていました。 揚げ物を中心としたお惣菜は、いずれもお手軽なお値段でいただけるのが、なんとも嬉しいばかり。 旅の合間。ちょっとした“おやつ”に、2種類のコロッケをいただきました。


[写真右手前] 葉山コロッケ:80円(税込)著者撮影
北海道産の男爵いもを使ったコロッケは、自然な甘味が際立って感じられる一品。国産の牛肉や豚肉と一緒に炒めた玉ねぎも、その潤沢な甘味を演出するのに一役買っているように感じられます。

コロッケ:60円(税込)著者撮影
「葉山コロッケ」よりも下味が強く感じられたのは、ふんだんに入った挽肉の存在かと…。ソースを付けなくても美味しくいただける、しっかりとした味付け。カリッと揚がった衣は実に軽やかで、お芋との食感のコントラストは、最後まで飽きることはありません。 2種のコロッケ食べ比べは、天気が良ければ店先のテーブル席で楽しむこともできます。


皮パン 5個入り:435円(税込)著者撮影
そして、揚げ物と一緒に購入しておきたいのが、「皮パン」。素朴な味わいのコロッケを挟めば、懐かしさも一緒に頬張れるかもしれません。夕方には売り切れてしまうこともあるのでご注意ください。

旭屋牛肉店

 

葉山旅の最後は素敵な夕日で

著者撮影
葉山町と横須賀市の境に位置する「長者ヶ崎」は 神奈川の景勝50選にも選ばれ、夏は多くの海水浴客でにぎわうスポット。素晴らしい眺望ですが、その本当の魅力は夕暮れ時にあります。

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夕暮れ時は明るく爽やかな湘南らしい風景から一転した景色を楽しむことができます。長者ヶ崎から見るサンセットは、三浦半島八景の1つ「長者ヶ崎の夕照」と呼ばれています。日が沈むにつれ、色が移り変わっていく様は必見。余裕があれば少し早めに来て、その変化を楽しみましょう。

著者撮影
日も大分沈んで、空オレンジに染まるころ、遠くに富士山のシルエットが浮かび上がります。夕日に照らされた遠くの山「夕照」のまさにその瞬間。海を照らす太陽の光は、まるで光の道のようで幻想的です。

著者撮影
夕日が最も映えると言われているのが、毎年春と秋に見ることができる「ダイヤモンド富士」。この日は既に時季を逃してしまいましたが、富士山の山頂と夕日が重なるその瞬間はまさに絶景とのこと。

次は、2018年9月1日~6日頃、葉山の町内で少しずつ場所を移りながら見ることができるそうです。

長者ヶ崎

 
いかがでしたでしょうか? 春・夏だけではなく、四季を楽しめる葉山に出掛けてみませんか。

 
注意事項: 掲載情報は、2018年8月30日時点のものです。訪れる際には予め営業日時をお店にご確認ください。

 

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