ときめきのポテサラ Vol.2

ポテサラを5タイプに分類!ポテサラ☆クラスタリング

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ポテトサラダ
ポテサラを5タイプに分類!ポテサラ☆クラスタリング

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前回はポテサラをアイドルに見立てて愛を語るというコラムでした。

今回は本業のマーケティングスキルを使って、愛しいポテサラをよりディープに分析してみたいと思います。マーケティングの世界では、似た者同士をグループ化して理解するため、クラスタリングやセグメンテーションと呼ばれる手法を用います。この考え方を応用して、ポテサラのグループ分けに挑んでみました。

ポテサラのハッシュタグから整理してみる

グループ分けのコツは、対象の特徴を見出すことです。数多のポテサラを食べ歩いた自分のメモにある「ハッシュタグ」を整理することから始めます。そして書き起こしたタグ一覧はこんな感じでした。


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もっといっぱいあるのですが、書ききれないので、とりあえずこれぐらいで。

ポテサラの構成要素はこれだ!


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ザックリ分類するとこんな感じです。ポテサラはこの6つの要素の組み合わせによって、無限のパターンを生み出しているようです。これを私独自の解釈で更に集約し、2次元に落とし込んでみます。

ポテサラを5つのタイプに分類する

  • じゃが芋の主張の強弱軸 ≒ 提供方法、品種、芋の加工、芋の引き立て具合
  • コンビネーション軸 ≒ 味付け、具材、トッピングの個性の強さ

ポテサラハッシュタグの分布を検討した結果、上記の2軸に落ち着きました。
 


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2軸に過去出会ってきたポテサラの組み合わせも考慮しながらハッシュタグのワードをはめていくと…
 


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上記のように埋まります。
*あくまで著者の見解なので、人によってご意見様々だと思います。


これをもう一度グルーピング化して、それぞれに名前を付けてみました。これがポテサラ5タイプ分類です。
 

ポテサラ5タイプの特徴

王道タイプのポテサラ

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誰もが最初に思い浮かべるポテサラのイメージ。それが王道タイプ。ベースは男爵。マヨをしっかり効かせて、具材はハムとキュウリ、人参に玉ねぎ、茹で卵。永遠不滅の無敵の組み合わせです。居酒屋もしくは家庭料理として登場することが多く、しっかり手間をかけて手作りされていることも特徴の1つです。

洋食&ノスタルジータイプ


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具材は王道タイプとあまり変わりませんが、芋がよりしっかりとマッシュされ、滑らかな食感になっていることが特徴の洋食&ノスタルジータイプ。和辛子やマスタードを効かせてちょっぴり本格派です。老舗の洋食店や、お肉屋さんのお惣菜としてのポテサラとして出会うことが多く、どことなく昭和のノスタルジーを感じさせる佇まいと味わいです。

ネクストスタンダードタイプ

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ネクストスタンダードタイプはここ数年で見かけることが増えてきた、新時代のポテサラ達。まだまだ発展途上、群雄割拠の状態で特徴もさまざまです。その中でも頭一つ抜けて定番化してきたのが、いぶりガッコや燻製卵を用いた通称【燻製系】と呼ばれるグループ。そして最近目立ち始めた【カレー系】が注目株です。こじゃれた居酒屋さんでの遭遇率が高めです。

ワイルドダイナータイプ

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ネクストスタンダードタイプの中でも、ボリューム系・がっつり系のパラメータを伸ばしたグループが、ワイルドダイナータイプです。厚切りベーコンやコンビーフなどのお肉との組み合わせが定番。タワーの様な盛り付けや、たっぷりの黒胡椒や味の濃いインカの目覚めを用いた、パンチのある味付けが特徴です。「漢の」とかの枕詞が付いたポテサラは大体このタイプ。

珍味&ディップタイプ

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一番の個性派が集まる珍味&ディップタイプ。おじさま向けの居酒屋あるいは、女子御用達のおしゃれバルで出会えます。一見両極端ですが、「弛めの造りでお腹にたまりにくく、かつ個性的な味」という共通点があります。ポテサラとしてそのまま食べるだけでなく、クラッカーに塗って食べるなどのディップ的な要素を持つ場合も。魚介系の具材との組み合わせたポテサラが多くあてはまります。

5タイプ分類を理解してポテサラの正体を知る

前代未聞のポテサラ分析いかがでしょうか。このタイプ分類さえ押さえておけば、どんなポテサラに出会っても恐れることなし!あっという間にポテサラの正体を見抜けるでしょう。(ポテサラを恐れる必要なんてないんですけどね)こういう基準みたいなものがあると、お店の特徴や味の流行り廃りも見えやすく、ポテサラライフがちょっぴり充実します。

では、次回のポテサラコラムでお会いしましょう。

 

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