この料理を食べる為に訪れたい

「レバニラ炒めでこの食感!? 」自由が丘『寿福』で感じる驚き。

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おいしんぐ!編集部
閑静な住宅街にある中華料理店『寿福』。一見すると普通の中華屋に見えるが、実はとんでもなく新鮮で美味いレバニラを食べることができる、稀少な店である。

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創業60年。自由が丘で愛されてきた中華料理店

おいしんぐ!編集部

『寿福』には60年にわたって街の人たちに愛されてきた歴史がある。創業は東京タワーと同じ1958年。現店主の父である先代が開店し、タンメンやもやしそばなどの人気メニューで常連客を増やしてきた。あの王貞治さんも、ここのタンタンメンのファンで、よく通っていたという。

2代目の池田大生さんは19歳でこの道に入り、後に店を引き継いだ。「背中を見て覚えろ! の時代でしたから。見よう見まねでやってきました」と池田さん。昔からずっと変えずに大切にしているレシピもあるし、一方で、時代によって変わる“お客さんが求める味”と向き合うことも大切だと話す。「ちょっとでも妥協したら、味に出ちゃうからね」と、仕入れから料理まで「妥協しない」のがモットーだ。

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2代目の池田大生さん おいしんぐ!編集部

最近の人気メニューは揚げねぎラーメン、チャーシューメン、手作りギョーザ、みそラーメン、カレーチャーハン。また、スープの中で5時間以上煮込むというチャーシューも絶品で、このチャーシューを混ぜ込んだチャーハンも評判だ。ちなみに、あんかけもやしそばというメニューは、タレントの高田純次さんのリクエストで出し始めたもの。彼もまた、この店の常連なのだとか。

どれも絶品なのだが、中でもとくに編集部が自信を持っておすすめしたいのが、レバニラ炒めだ。

レバニラの概念が変わる!? 新鮮なレバーが鍵

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まず、レバーの新鮮さが違う。専門の肝屋さんに頼み、「昨日まで生きていた」新鮮なものを、1.2キロほどある“まるごと”の状態で仕入れ、保存しておく。オーダーが入ると、それを”かたまりごと”取り出し、お客の目の前でスッスッと切っていく。その包丁さばきが実に鮮やかなため、それを見られるのも常連客のカウンター席での楽しみなのだとか。

おいしんぐ!編集部

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他のレバニラと違うもうひとつのポイントが、絶妙な火入れ加減だ。ニンニク、ショウガ、ネギとともに、新鮮なモヤシとニンジン、たっぷりのニラを入れ、手早く火を通していく。味付けは塩コショウと、先代の頃から使っている特製の醤油と味噌で、さっと仕上げる。新鮮なレバーだからこそ、臭みをとるための作業やよけいな火入れが必要なく、あっという間に皿に盛りつけられる。

おいしんぐ!編集部

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これぞ、レバー好きがうなる逸品。730円という低価格で楽しめるというから驚きだ。内蔵独特の臭みやクセ、ザラザラとした食感をいっさい感じないので、レバーが苦手という人や子どもにもおすすめしたい。

レバニラと一緒に、ぜひハイボールやビールも頼んでみてほしい。お酒を出すときに必ず、池田さんやスタッフの方が「おつかれさまです」と声をかけてくれるのだが、なにしろこれが最高なのだ。

おいしんぐ!編集部

このひと言と、おいしい料理やお酒で一日の疲れも吹き飛ぶ気持ちになる。「お客さんといろいろお話ししたいのですが、厨房が忙しいとお話できないので…せめて、『おつかれさまです』の言葉に、感謝の気持ちを込められたらと思って」と微笑む池田さん。

最後に、『寿福』池田さんにとって、 「おいしい」とは―—?

「”笑顔”ですね。おいしさは、お客さんの笑顔に表れると思うんです。常にお客さんあってのうちだと思っていますし、おいしそうに食べている姿を見たり、喜んでくれるのが、やっぱり一番嬉しいので。食べにきてくださるお客さんの笑顔のために、これからもがんばっていきたいです」

おいしんぐ!編集部

レバニラ炒め730円
ハイボール500円
(税込み)

※お店の情報は記事投稿日時点のものです。訪れる際には予め営業日時をお店にご確認ください。

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