四川山椒が香る上質な麻婆麺! 新潟・中国酒家 風雅の「麻婆麺」
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新潟駅から車で15分、バスで35分ほどの場所にある四川料理のお店「中国酒家 風雅」。麻婆豆腐好きであれば県外からでも伺う価値のある一軒だ。新潟の麻婆麺に慣れている方であっても、こちらの一杯には新たな発見があるだろう。
四川省で山椒を買い付けるほどのこだわり
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お店は住宅地にあるため、外観も内装も落ち着いた雰囲気だ。店内は比較的広く、カウンター5席に加えて4人掛けテーブルが5台ある。BGMは中華料理店としては珍しく、クラシックピアノだ。
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ご主人のマニアックさはメニューの料理を見れば感じられるが、極めつけは店主自ら四川現地に山椒を収穫に行っている点にある。
ブランド産地である漢源に赴き、藤椒と貢椒(最上級赤山椒)を収穫しているそうだ。ここまで山椒にこだわり抜いた麻婆麺は他にないのではないだろうか?
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今回紹介する逸品以外にも、正宗担担麺(中国語で本物の担担麺という意味)や叙府燃面(宜賓の名物麺で、現地では担担麺以上の人気を誇る)などもあり、ご主人が四川料理を愛されていることが分かる。
四川料理の匠の手による、一味も二味も違う麻婆麺
四川麻婆麺1,100円、藤椒と貢椒のミックス山椒330円(ともに税込) 著者撮影
ご主人が収穫したという山椒をオプションで追加するのもオススメだ。
丼が届いた瞬間にスカーッと抜ける山椒の香りが心地よく、香りのみならず麻(痺れ)も爽快で、料理のこだわりを味で体感できる。
麻婆豆腐は麻と辣(辛味)のバランスが絶妙で、共にそれなりに強いのに気にならない。
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豆腐は柔らかめで、麺は細麺。一見すると重そうだが、想像以上に爽やかにいただける麻婆麺だ。炸酱(肉味噌)は四川料理店らしい味付けで、しっかりと存在感を示す。
さらに、特筆すべきはスープ。鶏と野菜で出汁を取っていて料理の一体感を高めている。
単に「醤油ラーメンに麻婆豆腐を乗せただけ」ではない。他県で麻婆麺にネガティブなイメージを持っている方であれば、きっとイメージを崩されることだろう。塩分や油分も最適なので、麺料理としての完成度が高い一杯である。
※お店の情報は記事投稿日時点のものです。訪れる際には予め営業日時をお店にご確認ください。
INFORMATION
名称 | 中国酒家 風雅 |
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住所 | 新潟県新潟市中央区愛宕2-7-11 |
アクセス | JR東日本越後線 新潟駅から車で15分、バスで35分程度 |
電話番号 | 025-210-7969 |
営業時間 | 11:30~14:00(L.O.13:20)、18:00~21:00(L.O.20:20) |
定休日 | 木曜日 |
URL | http://www.fuga-222.com/ |
地図 | Googleマップで確認する |