『スイデンテラス FARMER’S DINING IRODORI』

田んぼの真ん中でいただく、 庄内育ちのおいしい朝ごはん。

店舗情報
山形県
鶴岡市
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田んぼの真ん中でいただく、 庄内育ちのおいしい朝ごはん。

おいしんぐ!編集部

鶴岡駅から車を約10分走らせると、広々とした水田に囲まれたひと際美しい建物が見えてくる。この9月でオープンから1周年を迎える施設『ショウナイホテル スイデンテラス』だ。ここは、山形県庄内地方の活気ある街作りを担う会社「ヤマガタデザイン」が手がけた、ホテルを中心とした複合施設と全天候型の児童施設がある。

季節によってさまざまな表情を見せる月山を望む客室やレストラン、温泉やジム、ビジネスルームなど、「人」が集まり自然と触れ合いながら楽しめる、さまざまな場を提供している。

写真提供:スイデンテラス


モデレートツイン 写真提供:スイデンテラス

天然温泉の露天風呂 写真提供:スイデンテラス

ここ『スイデンテラス』の中でも「おいしんぐ!」編集部が特におすすめしたいのが、館内のレストラン「FARMER’S DINING IRODORI」での朝食ビュッフェ(1700円+税)。宿泊客でなくても庄内で育った新鮮な食材を使った、山形名物料理などをいただける。鶴岡駅周辺では午前中から営業している食スポットが少ないので、庄内グルメ旅のプランにぜひ組み込んでおきたい。

おいしんぐ!編集部


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朝食ビュッフェのメニューは、庄内の旬の食材を中心としているため、季節ごとに変わる。この日も、つや姫米、芋煮、玉こんにゃく、サケの切り身、厚揚げ、庄内麩、漬け物、鳥海高原のヨーグルト、尾花沢のスイカ、フレッシュトマトジュースなど、地元の名物がずらり。サラダで使われているトマトとベビーリーフは自家農園で採れたもの。ご飯が進むこの地方定番のおかず、麹と昆布を混ぜた大きめの粒の「塩なっとう」もお見逃しなく。


おいしんぐ!編集部

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また、鶴岡の名物「麦きり」は、地元のトマトを使ったガスパチョスープに山形のダシを合わせてアレンジしたおしゃれな一品。ぜひ試してみてほしい。

おいしんぐ!編集部


おいしんぐ!編集部

写真提供:スイデンテラス

席数は館内の80席とテラス20席があり、山形牛のステーキなどのメニューや、山形産ワインや日本酒も楽しめる(夕食は、席に限りがあるので予約がベター)。

スイデンテラス

『スイデンテラス』のPRを務めるヤマガタデザインの小澤陽子さんはこう語る。「もともとここは田園地帯で、鶴岡市がサイエンスパークを整備して、ベンチャー企業を育成していたのですが、残りの土地をどう利用するのか決まっていませんでした。…それならば庄内に住む自分たち自身が、この土地に必要なものを作ろう! と、ヤマガタデザインがプロジェクトを立ち上げました。出張で庄内に来る人のための宿泊施設はもちろん、地元の子どもたちが遊べる『キッズドームソライ』や、本や雑誌を自由に読めるライブラリー、会議などができるビジネスルーム、フィットネス施設など、さまざまな方にご活用いただいています」


スイデンテラス

スイデンテラス

『スイデンテラス』の建築を手がけたのは、世界的に有名な建築家の坂 茂さん。シンプルなデザインながら、温かな木のぬくもりを感じる空間だ。坂さんの建築で度々用いられる紙管なども、ホテルの受付やレストラン内で目にすることができる。もともとあった水田の景観を損なわないよう、ホテルなどの建物もすべて2階までの高さに統一されている。


ダブルルームテラス付き田園ビュー スイデンテラス

庄内平野の原風景の中、ゆったりとくつろげる客室は全143室。さまざまなビュー、広さの部屋が用意されている。また、ひと際目をひくのが、隣接している子どものための遊戯施設『キッズドームソライ』。雪が多く天候の悪い冬でも子どもたちが元気に遊んだり、工作を楽しんだりできるのだという。

おいしんぐ!編集部

春から夏にかけては、青々と広がる水田で遊ぶ鳥たちのさえずりを聞きながら。秋は金色に実った稲穂が風に揺れるのを眺めながら。そして冬は、雪化粧をした月山と水田の美しさを、温かい室内から楽しみながら――。四季折々の絶景を眺めつついただく、おいしい庄内の朝ごはんは、旅の忘れられない思い出になりそうだ。

 

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