この料理を食べる為に訪れたい Vol.171

酒田で食す江戸前の鮨! 酒田・こい勢の「四季折々の地魚にぎり」

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酒田で食す江戸前の鮨! 酒田・こい勢の「四季折々の地魚にぎり」

著者撮影

JR羽越本線の酒田駅から徒歩5分ほど。静かな住宅地に店を構える鮨屋「こい勢」。日本海の旬の地魚を使った鮨を明朗会計で提供しているお店だ。

昭和64年創業の鮨屋

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こちらは東京の鮨屋で修行を積んだご主人が、「江戸前寿司と地魚の融合」をコンセプトにこの地に店を構え、多くの鮨好きを魅了してきたお店である。

シャリには酒田産の完全無農薬栽培の庄内米を使用。鮨ダネに合わせてササニシキを使用した白酢のシャリとつや姫を使用した赤酢の2種類を使い分けるというこだわりようだ。

店内は、古めいて歴史を感じる落ち着いた雰囲気。細長いカウンター15席程で、2階には宴会ができるような30席程の座敷がある。

ランチメニューは、お得なランチにぎりや旬のおまかせにぎりが中心だが、カウンターケース並ぶ旬の魚介類を選びお好みでにぎってもらうこともできる。

四季折々の地魚のにぎり

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軽く炙って脂を引き出し塩で提供されるノドグロの炙りは、こちらのお店で1番人気の鮨種だ。とろけた脂が香ばしく、口の中はトロトロに。脂の持つ甘みを存分に味わうことができる。

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1本釣りのアラは10キロサイズ。8月は庄内浜の底引き網漁は禁漁で魚の種類が少ないが、1本釣りのため大物や上物が多いようだ。一般的には、脂がたっぷり乗る冬に旬を迎えるが、いただいたアラは産卵前でも脂が乗りまったりとした甘みがある。

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ガスエビも庄内浜の味。鮮度が少しでも落ちると色がすぐ悪くなるので、産地以外ではあまり見かけないエビである。身はとてもまったり・とろとろとしており上品な甘さがある。また、ねっとりとした舌触りも面白い。

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イワシの握りは赤酢シャリで。口に入れた途端に脂が溶けて甘みを感じさせ、さらに脂の下には青魚らしい味わいを感じされる。

まさに、酒田を訪れたら立ち寄りたい鮨屋といえる。

※お店の情報は記事投稿日時点のものです。訪れる際には予め営業日時をお店にご確認ください。

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