この料理を食べる為に訪れたい Vol.163

煮干し出汁のきいた豚肉の肉うどん!鶴岡・笹川食堂の「肉うどん」

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煮干し出汁のきいた豚肉の肉うどん!鶴岡・笹川食堂の「肉うどん」

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鶴岡駅から車で20分、藤島駅から車で15分ほどの場所に店を構え、羽黒山のふもとにある肉うどんの専門店「笹川食堂」。午前10時から営業しており、駐車スペースや店内も広い。休日にはオープン早々にお客さんが入る人気店だ。

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鶴岡の隠れた老舗名店「笹川食堂」

お店の建物は大きく真新しいものの、実は60年近い歴史を誇るうどん店だ。もともとは初代が出羽三山神社の参拝客向けにお弁当や丼ものを提供していたそうだが、現在は2代目と3代目の親子が肉うどん専門店として暖簾を守っている。

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地元の人に愛されており、観光客はあまり知らない隠れた名店だ。「食堂」と冠し、広いお店ながらメニューは肉うどんのみと潔い。量を選ぶだけでオーダーが通るシンプルなシステム。価格は大盛り750円、中盛り650円、小盛り500円で、量については大は中の1.5倍、小は中の0.7倍くらいとのこと。

煮干し出汁の利いた豚肉の肉うどん

「肉うどん小盛り」500円 著者撮影

庄内エリアは牛肉ではなく豚肉の食文化圏で、こちらの肉うどんも豚肉(庄内豚)だ。そして、出汁は煮干し。一見するとツユは濃厚な醤油味のようだが、いただいてみると色合い程に濃くはなくキリッとした味わいである。

化学調味料も使用しておらず、飲み飽きない味の秀逸なうどんツユといえる。

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麺はむっちりした太麺で、弾力がある。小麦の香りを楽しませつつ、どことなく懐かしいテイスト。自家製麺を使用されているそうだ。そして、豚肉は集めに切った後、軽い甘みの煮汁でしっかりと煮込んでおり、ホロホロと柔らかい。

長ネギは香りが大変良く、シャキシャキした食感も飽きさせぬアクセント。豚肉も長ネギも地元のものを使用されている。

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油揚げと海苔の風味も加わり、他には無い味わいの肉うどんに仕上げられている。これは、名物といっても過言ではない個性を確立したうどんだ。ちなみに、「小盛り」でも中々のボリュームである。

また伺いたくなるお店とはこちらのようなお店。オーソドックスなメニューなのに個性が確立されており、丁寧に作られた肉うどんだ。

※お店の情報は記事投稿日時点のものです。訪れる際には予め営業日時をお店にご確認ください。

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