この料理を食べる為に訪れたい Vol.38

【閉店】横浜中華街の裏通りの名店、徳記の「豚脚麺」

関東・甲信
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JR根岸線石川町駅徒歩8分ほど。横浜中華街の関帝廟通りから入る裏通りに店を構える老舗の広東料理店「徳記」。訪問者のほとんどが注文する“豚脚麺”が看板料理のお店だ。

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昭和20年創業の広東料理店


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こちらのお店は、製麺所として創業しただけあって麺類の美味しさには定評がある。昭和20年代に先代が横浜中華街で製麺所を始め、その後日本人の舌に合う味付けを研究しながら現在のお店を開店したそうだ。

店内は昔ながらの大衆中華食堂風で、質素なパイプ椅子を使用した丸テーブル席と通常のテーブル席がある。メニューは、麺料理の他、炒飯や餡豚ばらごはんなどのご飯類、春巻や五目うま煮などの一品料理が並ぶ。

醤油清湯のスープに自家製麺が絡む逸品


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豚脚麺はあっさりした醤油清湯のスープに自家製麺がよく合う逸品で、「豚足の煮込み」と長ネギのみじん切りが浮いた「素ラーメン」が別皿で供される。

別皿で出される漆黒のタレで煮込んだ豚足は、コラーゲンのみを残したトロトロ具合が抜群。八角などのスパイスを加えて長時間煮込んでいるせいか柔らかく、骨もきれいに取れ一切の臭みもない。

こちらのタレは継ぎ足し継ぎ足し、お店がお休みでも料理人が来て火入れをし大切に守り続けられている。


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美しく整列された麺が入った素ラーメンは、強い鶏出汁が前面に出たクリアな醤油清湯。塩気はやや薄いものの、醤油の風味に動物と野菜等出汁がじんわりとする味わい。麺は、平打ちがかったストレート麺で、手打ちの良さを感じる食感が特徴だ。

麺と豚足を交互に食べるか麺に豚足の乗せて食べるかのお好みの食べ方でいただけば、やや薄味の素ラーメンと濃いめの味の豚足とが良い塩梅で調和する。

歴史を歩んできた、ここでしか食べることができない味わい深い麺料理である。

※以下のお店情報は記事投稿日時点のものです。訪れる際には予め営業日時をお店にご確認ください。

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