新潟らしさを鮨で表現する気鋭の鮨店!兄弟寿しの「新潟前」握りとは?
著者撮影
JR東日本越後線の新潟駅より万代橋方面古町バス停下車し、徒歩約7分ほど。新潟市の古町にあり、1960年(昭和35年)に創業された鮨店「兄弟寿し」。かつては歓楽街らしく27時まで営業する大衆的なお店であったそうだが、現在は当代の親方に暖簾が継がれ、江戸前の仕事を施す鮨店として全国からお客さんを集めている。
※新潟駅からタクシーで向かうことも可能
魚から調味料まで新潟産に絞る「新潟前」の握り
著者撮影
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お店は古町の中心にあるので、アクセスは至便だ。但し、商店街に面したドアは飾り扉で、入り口はビルの入り口側になるのでご注意を。
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親方はほぼ全ての魚を新潟で揚がるものに絞っておられる。よって、東京や他の産地ではいただけない握りを楽しめる。そして、魚は生ではなく、ひと手間かけて仕事(=調理)を施していて、新潟の人でも新発見のある握りに仕上げられている。
席数はカウンター9席のみなので予約は必須だ。そして、全お客さんが一斉スタートとなるので、遅刻は厳禁である。
「幻の魚」「超高級魚」と呼ばれるアラ
アラ 著者撮影
一般的な鮨店で「アラ」といえば「クエ」を示すが、新潟のアラは異なる。
大きいものは体長1メートル、体重10キロほどにもなり、旬は秋から冬となるが、いつも出合えるとは限らない。今回いただいたアラは6キロのもので、3日寝かせたもの。しかし、肉質はむちむちと力強く、噛みしめるほどに脂が滲む。雄々しい香りも魅力だ。
もし、アラと出合えなくとも失望することはない。新潟の海には数多くの魅力的な魚がおり、期待に応えてくれる。
寒鰤 著者撮影
こちらは寒鰤。佐渡で獲れたもので、10.6キロと超大型だ。それを16日熟成させており、旨味が存分に引き出されている。とはいっても血合い特有の臭みは皆無で、親方の熟成仕事の腕を実感させる。
アワダチ 著者撮影
アワダチ。深海魚で、「ヒゲダラ」とも呼ばれ、標準和名はヨロイイタチウオ。むっちりした身を噛みしめると、繊維はきめ細かくほどけ、意外にも上品な脂を楽しませてくれる。底引き網で掛かった時だけ入荷されるそうだ。
知っている魚も知らない魚も、どちらにもサプライズがある。これぞ新潟に訪問する理由となるお店の一軒だろう。
※以下のお店情報は記事投稿日時点のものです。訪れる際には予め営業日時をお店にご確認ください。
INFORMATION
名称 | 兄弟寿し |
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住所 | 新潟県新潟市中央区古町通9番町1461-1 坂上ビル1F |
アクセス | JR東日本越後線 新潟駅より万代橋方面古町バス停下車徒歩約7分 |
電話番号 | 025-224-9581 |
営業時間 | 18:00~20:30、21:00~24:00(最終入店23:00) |
定休日 | 日曜日 ※翌月曜日が祝日の場合は、日曜日営業、月曜日休業。 |
URL | https://kyodaisushi.gorp.jp/ |
地図 | Googleマップで確認する |
備考 | 予算:お酒を軽く頂いて15,000円ほど |