山形県庄内で一度は食べてほしい！

タベアルキストが厳選！山形県・酒田で食べるべき逸品５選

著者撮影

庄内平野を中心とした山形県の日本海沿岸地域にある「酒田市」には人気の観光スポットが多数あります。そして何よりも湊町・酒田は、山海の幸が多彩に揃いつつ、全国屈指の酒どころでもあります。街には文化人や食通を唸らせた一流シェフが腕を振るう「酒田フレンチ」の名店も…。

今回はそんな酒田の中でタベアルキストがオススメする「酒田で食べるべき逸品５選」をご紹介します。ぜひ堪能してください。

ラーメン：「満月本店」

外観　著者撮影

酒田市を中心とした庄内地方北部が発祥とされている酒田ラーメンは一度食べてもらいたい逸品。

ここ「満月本店」は、酒田ラーメンの本流である「月系」の代表格。約60年もの歴史を持つ老舗ラーメン店です。店内は落ち着きのある雰囲気で、席はカウンター４席、４人掛けのテーブル席３卓。奥にもお座敷がり50席ほど。

メニューは、中華、ワンタンメン、スタミナラーメンなどのラーメン類の他、そばやうどんも揃っています。

ワンタンメン　著者撮影

こちらのお店でぜひ食べてもらいたいラーメンが、看板メニューの「ワンタンメン」。
トビウオの焼干し、煮干、昆布の淡い魚介出汁がじんわり効いた醤油スープは、口に含めば酸味の後に魚介の旨味がグングンと押し寄せてくる旨味をしっかり感じることができます。

シルクを練り込んだワンタンの皮は今までに食べたことがないトゥルトゥル食感。餡は塩コショウがきいており、皮も肉の旨みとともにトロけるのが魅力です。

こだわりの極薄ワンタンが口の中でトロける！酒田・満月本店の「ワンタンメン」

著者撮影 JR羽越本線の酒田駅から徒歩20分ほど。酒田ラーメンの本流「月系」の代表格「満月本店」。極薄ワンタンで名を馳せるワンタンメンが名物のお店だ。昭和35年創業のラーメン店 ...続きを読む >

鮨：「こい勢」

外観　著者撮影

古くから海運の要所として栄える湊町・酒田には名店といわれる寿司屋が何軒かあります。

その中でも１、２を争うのが、静かな住宅地に店を構える鮨屋「こい勢」。比較的リーズナブルなお値段で旬の地魚使った鮨がいただけるため、鮨好きが口コミを聞いて集まってくるお店としても有名です。

店内は、古めいて歴史を感じる落ち着いた雰囲気。細長いカウンター15席程で、2階には宴会ができるような30席程の座敷があります。ランチメニューは、お得なランチにぎりや旬のおまかせにぎりが中心だが、カウンターケース並ぶ旬の魚介類を選びお好みでにぎってもらうこともできます。

ガスエビのにぎり　著者撮影

こちらの鮨は、「江戸前寿司と地魚の融合」をコンセプトにした、鮨ダネに合わせてササニシキを使用した白酢のシャリとつや姫を使用した赤酢のシャリを使い分ける鮨です。

鮨ダネは、庄内浜で水揚げされた四季折々の旬の地魚が中心。庄内浜の味であるガスエビはぜひ食べてもらいたい鮨ダネの一つ。鮮度が少しでも落ちると色がすぐ悪くなるので、産地以外ではあまり見かけないエビです。身はとてもまったり、とろとろとしており上品な甘さがあります。ねっとりとした舌触りも面白いエビです。

酒田で食す江戸前の鮨！酒田・こい勢の「四季折々の地魚にぎり」

著者撮影 JR羽越本線の酒田駅から徒歩5分ほど。静かな住宅地に店を構える鮨屋「こい勢」。日本海の旬の地魚を使った鮨を明朗会計で提供しているお店だ。昭和64年創業の鮨屋著者撮影...続きを読む >

フルーツのスイーツ：「フルーツデリにしむら」

外観　著者撮影

山形県は「果物王国」と呼ばれるほどたくさんの果物が栽培されている地域です。もちろん酒田でもたくさんの果物が栽培されています。「フルーツデリにしむら」では、そんな厳選果物を使用した、ジュース＆スムージーを楽しむことができます。

メニューには常時40～50種類のジュースやスムージが扱っており、果物好きであれば目移りしてしまうこと間違いなし。店内では、選りすぐりのフルーツも販売しています。

フルーツジュースとスムージー　著者撮影

季節限定旬のフルーツや山形特産フルーツを使用したスムージーは作り置きせず、注文をしてから一杯ずつ手搾りして提供されます。素材本来の新鮮さをダイレクトに味わえる桃のスムージーは、口に入れた瞬間に桃のさわやかな酸味と甘みが感じられ、飲み進めるほどにより一層桃の香りが口の中に広がる桃好きには堪らないスムージーです。

旬のフルーツで元気チャージ！酒田・フルーツデリにしむらの「メロン香るバニラスムージー」

著者撮影酒田駅から車で６分ほど。酒田の町をぶらぶら歩いていると、外観の鮮やかな赤色が目を惹く、「フルーツデリにしむら」が現れる。海からさほど遠くないこちらのお店では、季節の厳選果物を手軽に味...続きを読む >

居酒屋料理：「久村の酒場」

外観　著者撮影

庄内地方は米所であり、酒造りも盛んに行われていたことから、酒業に関連した深い歴史があり特徴的な居酒屋が豊富です。なかでも酒田特有の大衆的な雰囲気を堪能できるお店で酒田随一の名店といわれるのが「久村の酒場」です。

慶応3年から酒屋として営業していたお店が昭和36年に併設して出来た唯一無二な酒場。店内は、ガラス張りのケースがそのままの縦に長いコの字カウンターと小上がり席があり老舗酒場の雰囲気が色濃く出ています。

揚げゲソセット　著者撮影

酒屋に併設されている居酒屋なのでお酒も充実しています。酒田の地酒が揃い、普通酒から限定純米吟醸まで縦方向の飲み比べも可能です。

料理は、地産地消をモットーにした手作りの季節料理が豊富。カウンターはガラス張りのケースになっており、作り置きしたつまみを見ながら選ぶことができます。常連さんオススメの料理が厚揚げとイカゲソが少しずつ味わえる「揚げゲソセット」。ゲソ天と厚揚げ共に食べるとサクッとした食感とジューシーさが溢れ地酒との相性抜群の逸品です。

日本酒が進む地元の味！久村の酒場の「揚げげそセット」